<こちらはオープンキャンパス・オープンラボ用の紹介ページです>
森林化学研究室は植物バイオマスの形成過程と構造の解明、
そして高度利用を“化学”で目指す研究室です。
細胞壁の主成分(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)や
それらの前駆体などを対象に様々な研究を行っています。
現在、大きく分けて3つのテーマに取り組んでいます。
〇植物細胞壁の構造・機能・形成過程
植物バイオマス、特に樹木由来の木質バイオマスとは何なのか。
実はそのほとんどが細胞死で残された“植物細胞壁”です。
木質バイオマスを最大限に有効活用するために、
植物細胞壁はどのように作られるのか、
どのような構造になっているのか、
どのような特性をもっているのか、
徹底的に調査しています。
〇化学成分の分布可視化
生体は複雑なメカニズムの集合体です。
それらを理解し、さらに活用していくためには
「どこに何があって何をしているのか」がカギとなります。
様々な化学物質を対象として、それらの居場所を見る技術、
すなわち“イメージング”技術の開発に取り組んでいます。
〇化学変換による高度活用
天然物はそのままでも多くの用途がありますが、
化学的手法によって、物性の改変や新たな機能付与、
あるいはエネルギーとしての利用が可能です。
循環型社会の実現に向け、エネルギーもマテリアルも、
バイオマス由来でどこまでやれるのか、
化学の力で挑戦しています。
〇最近の研究成果について
より詳しい研究成果については、
代表的な論文の紹介ページを作成し、
研究紹介のページにまとめてありますので、
御覧ください。